感染症対策について

日本においては2020年1月に最初の感染者が確認された新型コロナ感染症は、だれにでも感染し、診断は面倒で、当初よりも重症化率は低下したものの、社会的影響の大きい感染症です。この厄介なウイルスに対して、当院ではかかりつけ医の役割として感染対策を万全にした上で診断、初期治療を行える体制づくりをしています。

お願い:発熱や呼吸器症状・風邪症状、またコロナウイルス感染症が心配・検査希望の方は、ご来院の前にまず、電話でお問い合わせください。また感染予防のため院内のトイレはコロナウイルス感染症類似症状の方は原則使用できません。ご留意頂きますようお願い申し上げます。

来院された皆様へ

院内での感染を防止するため、玄関先に皆様へのお願いを掲示しています。

① 熱や頭痛、咳や痰など呼吸器症状もしくはコロナウイルス感染症が心配で受診されましたか?

 ②体温が37.5以上ある、もしくはあったことが心配 ですか?

 

どちらか当てはまる人は院内には入らずに電話をかけてください。

 ご協力・ご理解の程宜しくお願い致します。

発熱・感染症診察室

医院駐車場奥にユニット型の診察室を設置しています。コロナ感染症が否定できない方の診察・検査を行います。

この診察室の設置により、感染症疑いの方とそうでない方とを物理的に分離(ゾーニング)することが可能となり、患者様のみならず職員の安全にも役立っています。

診察室内

患者様側と医師側には隔壁が設置され、必要に応じてプッシュ&プル型のへパフィルターも使用し、感染防御に配慮した上でコロナやインフルエンザウイルスの検査が実施できます。当院の検査方法は鼻咽頭からの検体採取によるもので、インフルエンザ、コロナウイルス同時抗原定性検査、さらにコロナウイルス遺伝子検査を実施しています。


新型コロナウイルス感染症遺伝子検査システム導入について

  • 当院では以前から新型コロナウイルス感染症の抗体定性検査・PCR検査を実施しておりましたが、R3/11月より遺伝子検査システム「ID-NOW」を導入しました。
  • この検査は新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)の核酸検出を等温核酸増幅法(NEAR法)により行うものです。この方法はPCR検査と同等の精度を持ち、厚生労働省の検査証明書の条件も満たす検査法です。
  • 当院では鼻咽頭ぬぐい液からの検体採取を基本としています。
  • PCR検査は検査実施翌日の結果報告でしたが、本検査法は検体採取後、15~30分程度で結果報告が可能です。
  • 自費による検査にも対応しています。

 

 

  • 発熱・感染症診察室は、院内感染予防に特に配慮した診察室です。
  • 発熱・感染症診察室での診察は、最終的な診断がコロナウイルス感染症でなくても感染対策費用(院内トリアージ実施料)として、5,500円(自己負担はご加入医療保険により03割負担;01,650円)を頂きます。
  • 新型コロナウイルス感染症が疑われた・もしくは否定できず、医師が必要とし、かつご本人の了解が得られた場合に診断のための検査を実施します。
  •  医療費のうち自己負担が免除されるのは新型コロナウイルス感染症の検査費用のみです。それ以外の費用(初診・再診料、検査料、院内トリアージ実施料、処方料など)には負担が生じます。
  • 新型コロナウイルス感染症の検査は抗原検査・遺伝子検査があり、いずれかが陽性となった場合には感染者と診断され、法律により保健所への報告が義務付けられています。