感染症対策について

日本においては2020年1月に最初の感染者が確認された新型コロナ感染症は、当初重症度は高く致死率5%とされていましたが、最近では感染対策やウイルス自体の変異(オミクロン株)の拡大により重症度は<0.5%となっています。それに伴い新型コロナを感染症法上の分類も「5類感染症」に移行しました。

今後は既存感染症の大規模流行の可能性や、新たな感染症の脅威に対し、当院ではかかりつけ医の役割として感染対策を万全にした上で診断、初期治療を行える体制づくりをしています。

 

お願い:院内ではマスクの着用をお願いしています。受診の主たる目的が感冒症状や呼吸器症状の方は、予約時にお伝えください

来院された皆様へ

新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置づけが5類に移行したことに伴い、体温測定、呼吸器症状の確認は行っていません。

当院受診の主目的が感冒症状・呼吸器症状の方は予約・来院時にお伝えください。

病状によっては感染症診察室での診察になります。

発熱・感染症診察室

医院駐車場奥にユニット型の診察室を設置しています。コロナ感染症が否定できない方の診察・検査を行います。

この診察室の設置により、感染症疑いの方とそうでない方とを物理的に分離(ゾーニング)することが可能となり、患者様のみならず職員の安全にも役立っています。

診察室内

患者様側と医師側には隔壁が設置され、必要に応じてプッシュ&プル型のへパフィルターも使用し、感染防御に配慮した上でコロナやインフルエンザウイルスの検査が実施できます。当院の検査方法は鼻咽頭からの検体採取によるもので、インフルエンザ、コロナウイルス同時抗原定性検査、さらにコロナウイルス遺伝子検査を実施しています。


新型コロナウイルス感染症遺伝子検査システム導入について

  • 当院では以前から新型コロナウイルス感染症の抗体定性検査・PCR検査を実施しておりましたが、R3/11月より遺伝子検査システム「ID-NOW」を導入しました。
  • この検査は新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)の核酸検出を等温核酸増幅法(NEAR法)により行うものです。この方法はPCR検査と同等の精度を持ち、厚生労働省の検査証明書の条件も満たす検査法です。
  • 当院では鼻咽頭ぬぐい液からの検体採取を基本としています。
  • PCR検査は検査実施翌日の結果報告でしたが、本検査法は検体採取後、15~30分程度で結果報告が可能です。
  • 自費による検査にも対応しています。

 

 

  • 発熱・感染症診察室は、院内感染予防に特に配慮した診察室です。
  • 発熱・感染症診察室での診察は、最終的な診断がコロナウイルス感染症でなくても感染対策費用(発熱患者等対応加算)として、2,000円(自己負担はご加入医療保険により03割負担;0600円)を頂きます。
  • 新型コロナウイルス感染症が疑われた・もしくは否定できず、医師が必要とし、かつご本人の了解が得られた場合に診断のための検査を実施します。